(ゲームの世界の)F1マシンのセッティング(燃料、エアロ)

F1ゲーム

 F1 20XXシリーズはメインとなるキャリアモード、そして世界中のプレイヤーと競えるオンラインレースにタイムトライアルなど、遊びの懐の広いゲームである。どのモードもマシンでサーキットを走ることに変わりはなく、いかにタイムを縮めることができるかが共通の目的と言える。速く走るためにはコースを覚え、操作に慣れることが一番だが、マシンのセッティングが決まらないと一段階上には上がれない。

 マシンセッティングは多岐に渡る。F1 2019(PC&PS4)のセッティング項目順に解説していきたい。
(ゲームの世界の話で、リアルのことはわかりませんということで…)

燃料搭載量

 いわずもがなガソリンの搭載量で、たくさん積めば車重が増え最高速度、ブレーキ性能ともに下がり結果タイムも落ちる。2019年からはレギュレーションで積載量が110kgまで引き上げられた。車重を増やすことでスピードを抑制することが主たる狙いだ。燃料搭載量は最もタイムに影響を与えるが、各車同様の条件なのでライバルとのタイム差を縮めるセッティング項目とはならない。またF1では積載箇所も決められているため、燃料を車重の前後のバランスをとる錘として用いることはできない。ゲームの説明では最大積載時はラップタイムがマイナス3秒程度と記載されている。しかしながら、プラクティス走行や予選ですこしでもタイムを出したいのなら、燃料積載量を必ずチェックするべきだ。すぐにでも走り出したい気持ちを抑え、かならず必要な燃料へ変更しておこう。

エアロダイナミクス

 エアロダイナミクスとは空気力学のこと。ゲームではフロントとリアの「ウイング・エアロ」という項目になっている。ウイングの「角度」ではなく「エアロ」とされているので、フロント、リア、それぞれ周辺のエアロパーツ全体の設定を総じて数値化していると考えてもよいだろう。

 まずは空力とは車を地面に押し付けるダウンフォース量と理解しよう。ダウンフォースが高いとコーナー性能があがる。フロントタイヤが車が進む方向に向きやすくなり、リアタイヤが車が進む方向へと押し出すことができるということである。またリアタイヤは地面としっかり接地するため動力をロスなく地面に伝え、その結果推進力を生むことになる。

 反面、ダウンフォースを得るためにウイングを立てると、それだけいっそう「風」の抵抗(ドラッグ)を増加させることになる。簡単にいうと向かい風を受け前に進みにくいというわけだ。ちなみに100mを10秒ちょうどで走る時、向かい風が1.0m吹いていると約0.1秒タイムが下がると試算されている。したがって10秒1となる。逆に追い風だと0.09秒ほど縮まると言われていて、結果9秒91で走れることになる。適切な例かどうかわからないが、なんとなく人間が100mを走るスピードにもこれだけの影響を与えるものだと理解していただけると嬉しい。

 F1マシンがうけるドラッグは向かい風1.0mどころではない。何せ直線では300km/hを超えるスピードを出している。ダウンフォースを得てコーナーを速く、そして動力をロスなく推進力に変えたいけれど、一方でドラッグが増加し前に進まないというジレンマに陥るのだ。F1マシンのセッティングの第一項目はこの背反する二律の妥協点を探ることから始まる。

リアを決めて、フロントを調整する

 F1のエアロパーツは複雑だが、リアとフロントとでは事情が異なる。リアはフロントよりも横幅は小さいが縦幅は若干大きい。また小さなパーツから構成され、形状も複雑なフロントに対して、リアは比較的シンプルである。ウイングの設定方法を簡略に理解するなら以下のとおりだ。リアでおおよそのダウンフォース特性を決めて、フロントでアンダー、オーバーステアの調整をする。リアでダウンフォースを得ると、フロントへの荷重がそれだけ減ることになりタイヤのグリップが下がるのでアンダー傾向になる。そこでフロントもリアに合わせて調整してバランスをとり弱アンダーの設定を探るという具合だ。

ウイングの設定方法

 ゲームではフロント、リアのそれぞれを11段階で設定可能だ。前後の組み合わせは11かける11で121通りにもなる。細かく調整可能なのは嬉しいところだが、逆にどう決めていって良いのかわからない。そこで2段(1、2.3はひとかたまり)をひとかたまりにして大きく5種類と考える。つまり1−2、3ー4、5ー7、8−9、10−11という具合だ。そして各サーキットの特性に合わせてダウンフォースレベルをこの5つから決定する。そして他の設定項目と調整しながら2段のうちで微調整すると良い。11段階あるので3つを一塊にする必要があるが、真ん中を5−7としておくと程よいだろう。中央値「6」をとれるように11段階にしてあるわけだ。

大きく調整して次の項目へ

2段階ごとに5つに分けて設定していく方法を紹介したが、それでも前後の組み合わせや、悩みだすとどんどん深みにはまっていく。最初はあまり拘らずにサーキット特性をレイアウトとテスト走行から大まかにつかみサクッと決めることをすすめる。一番大切な設定ではあるが具体的な乗り味は以降の項目でドライバー好みに合わせていくことになる。

すこし大雑把な説明になってしまったが概要ということで一旦次の項目へと移っていきたい。

(ゲームの世界の)F1マシンのセッティング part 1(トランスミッション編)
(ゲームの世界の)F1マシンのセッティング part3(サスペンション編) その1

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