ゲーミングチェアのすすめ

日々、最前線で働いてくださっている全ての医療従事者、その関連会社の皆様に、敬意と感謝を申し上げます。(2020.04.25追記)

職場の先輩に若い頃こんなことを言われた。

「1日何時間も座って仕事をするのだから、椅子はいいものを買った方がいいぞ」

私の職場では一人ひとりにデスクとチェアがあてがわれているが、会社が補助金を出してくれるのでその金額内なら自分の好きな椅子に買い替えることができる。懐が痛むわけではないがあえて買い換える人は少なく、私もその一人だ。それでも時々先輩の言葉を思い出す。否、最近よく思い出すようになった。若い頃は何時間座っても立っていても感じなかった腰の痛みを感じ始めるようになったためである。何かの疾患ではない、と思う。老化、とは思いたくないが、事実なのだ。

仕事ならともかく、遊びでもこれじゃ。

腰がとにかく痛い。抜けるような感覚を通り過ぎたあたりで痛みを感じ始める。座っていても、立っていても、横になっていても痛いのだからタチが悪い。このブログの読者であればご存知でしょうが、筆者はF1フリークで、先日終了した2019年のシーズンはアメリカGPの寝落ち以外は全てのGPをプラクティスセッションからライブで見るほどの熱狂的ファンである。観戦するのも好きだが、それだけでは我慢ならず、F1ゲームで仮想世界のドライバーとなって自分のキャリアを進めている。ぜひ筆者の記事「おっさんが100%で走る理由」を読んでいただきたい。リアルに楽しむことを優先して、レース距離は100%シミュレーションに設定して遊んでいる。GPあたり2時間弱同じ姿勢で椅子に腰掛けドライブしているのでレースを終えた後の疲労感は半端なものではなく、腕はパンパン、足首は凝り固まり、脹脛もつりそうになっている。そして何よりも腰は大ダメージを受け瀕死の状態にある。仕事で痛めるのも不本意だが、ゲームで痛めましたでは同僚たちに弁解の余地がない。ということで整骨院や整体をネットで探し始めるかと思いきや、ゲーミングチェアを物色し始めた。

できることならフルフッラトにしたいじゃない。

ゲーミングチェアにも色々ある。値段も二桁近いものから1万円台で買えるものまで結構選択肢は豊富だ。実際に座り心地を確かめてから購入したいところだがゲーミングチェアを展示している店は少ない。ここは値段と機能性で判断して購入するしかない。

ゲーミングチェアの機能で最もわかりやすい違いはリクライニングの角度だ。フルフラットになるまでリクライニングできるものがある。そしてオットマンと呼ばれる足置きが付いているかどうかも解りやすい違いだ。この二つを兼ね備えたチェアでは仮眠することが可能で、飛行機のファーストクラス気分を味わえるというわけだ。これしかない。おっさんは迷わずポチったわけである。

組み立ては簡単。でも一人でやるのは腰に悪い。

翌日には大きな段ボール箱に梱包されたチェアが届いた。背もたれや座面は分解することもできないわけで、どうしても梱包サイズは大きく嵩張る。しかもフルフラットになっても体重を支えることができる強度を確保するため、重量もなかなかのもので20kg以上ある。荷物を受け取り部屋へ運び入れるだけで腰のHPがガンガン削られていった。

開梱し、早速組み立てに取り掛かる。工具も付属していてスペースさえ確保すれば何もいらないのはありがたい。しかしながらスペースの確保が難しい。4畳半ほどの仕事部屋兼コックピットでの組み付け作業は困難を極めた。特に座面に背もたれを取り付ける最初の工程は、背もたれの重量を支えつつ、クッションに隠れてなかなか見えづらいネジ穴にボルトを通さねばならず汗をかく作業になる。腰も痛い。第一工程のこの作業が全体の80%を締めると言っても過言ではない。あとは肘掛を取り付け、油圧シリンダーを介して脚と座部とをガッチャンとはめ込むだけである。因みに脚にはキャスターがついていたが。レーシング仕様にするためキャスターをつけず別にホームセンターで購入した滑り止めパーツを脚部に取り付けた。このため移動は犠牲になるが強くブレーキを踏み込んでも椅子が動くということはない。また座部は360度回転可能なため正面の机に4Kモニターとステアリングを置きレーシングスタイル。くるりと180度後ろを向くとパソコンラックにMacをおいて仕事デスクというレイアウトが実現している。

実物を見なくても安心して購入できると、思う。

安い買い物ではないので通販は少し心配だったが杞憂でした。造りもよく機能性も十分、動きモズムーズで一切不満はありません。唯一、デカいことくらい。ゲーミングチェアのための部屋みたいになってます。

肝心の座り心地は。

チェアが来てからフルレースを2レースとプラクティス走行をこなしている。1レースあたり2時間は同じ姿勢で座ったままだが快適そのものだった。腰への負担も大幅に軽減されている。姿勢もシートがバケットタイプなのでキッチリと決まり動きづらい分だけ楽だったりする。シートの素材は決して高級なものではないが、通気性も良さそうで今のところ蒸れたり不快な感触はない。ただ購入して2〜3日は梱包材の匂いで少し頭が痛くなった。これは個人差があると思うが今では臭いも取れて全く気にならない。フルフラットにして眠ったことはまだないが、かなり背もたれをたおしてオットマンに足をかけて映画を視聴したが途中で眠ってしまうほど快適だった。

まだまだ完全なレビューとはいかないが、買ってまずは満足という代物に違いない。筆者の場合は腰痛対策とレーシングポジションに近いプレイスタイルの実現のための購入であったが、長時間のデスクワーク、仕事にももちろん対応可能である。ただし職場で使う気にはならないが。

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