iRacingへの道 環境構築準備

iRacing

 「F1 2020」の発売がアナウンスされた。分かっていたこととはいえ素直に嬉しい。
今作ではいよいよオリジナルチームで参加可能になるようだ。本家F1サーカスは依然としてサスペンドしたままだ。メルセデスが最有力といわたプレシーズンだったが、本当のチームの力関係はまだ見ぬベールの向こう側。そのタイミングに合わせたわけでもなかろう。オリジナルチーム・モードの追加は、そんなリアルなシーズンとまるでシンクロするかのようだ。今シーズンにはドリームチームが存在してもそれほど違和感なくキャリアを進めることができるように思う。7月発売。すでに steam は予約を開始した。ほんの数日とは言えアーリアクセスできるのは嬉しい。

環境構築 Step 1 「新たなシムを探して」

 「F1 20〇〇」シリーズ一筋の筆者だが、ここへ来て他のレースシムに少し興味が出てきた。豊富なmodsでコースやマシンを追加でき、進化を続けるAC(アセットコルサ)。そしてそのACのスピンオフともいえるACC(アセットコルサ・コンペティツィオーネ)はGTワールドチャレンジに特化する。2013年に発売したrFactorは2世代目になり、質実で硬派なシミュレーションとして磨きをかけている。そしてリアルF1がサスペンドする中、プロレーサーたちがシミュレーションを楽しむ姿がYouTubeなどで流れ、その存在感を増し始めたiRacing。

 筆者はこの4つのシムから、7月まで、いや、F1シリーズと並行して愉しみとするレーシングシムを選ぶことになる。どれも甲乙付け難い。たとえばACC(アセットコルサ・コンペティツィオーネ)はこの中で最も新しく、画質は頭ひとつ抜けている。その反面、GTワールドチャレンジをベースにしており、GTカー以外では走れない。一方でrFactor2は画質はお世辞にも最高級とは言えない。しかし豊富なmodsで軽トラからフォーミュラまで様々なマシンを世界各地のトラックで走らせることができる。そして iRacingは超本格派。レーティングで厳しく管理され、無謀なドライバーを排除したガチな世界で魅力的だ。だがランニングコストが半端ではない。

 この中から一つを選ぶの至難の技で、筆者も考えるのを止めてひとつずつ順番に購入していこうと開き直ったくらいだ。いずれ全てを購入するにしても、まず何から手をつけるかはやっぱり決めねばならない。iRacingのホームページを覗いてみた。もちろん全て英語だ。細かな説明を読むのに一瞬躊躇する。その時、目に飛び込んできたのは「50%」オフの表示である。2020年5月3日現在、iRacingをサブスクリプション価格は50%オフキャンペーン中である。考えがまとまらないうちに、ポチっていた。背に腹は変えられぬのだ。

 筆者が購入したのは3ヶ月券だ。15ドル程たっだ。本日のレートなら1700円もかからない。これで3ヶ月遊べるのなら安いものだ。3ヶ月後には「F1 2020」も発売しているし、気に入れば延長するが、もしそうでなければF1がある。悪くない。

環境構築 Step 2 「登録から初めて走るまで」

 50%をオフのバナーをクリックすると、契約期間を選ぶことになる。1ヶ月、3ヶ月、1年、2年のオプションがあった。皆さんならどれを選ぶだろうか。気にいるかどうかわからない。気に入ったとしたら1ヶ月では損をする。でも気に入らないかもしれないものに、1年分もお金を出すのはもったいない。1年継続してできるゲームなどそうはない。2年なんてもってのほか、ということで3ヶ月をクリックした。統計を取れば3ヶ月が一番人気じゃないかと思う。決済はカード払いだ。いくつかの規約にチェックを付けて進んでいく。そのなかの一つに、このゲームが実名でのプレイになることを告げるものがあった。カードの名義がそのままプレイヤー名になるようだ。半端な気持ちではお断りというわけだ。YouTubeでiRacingを実況している方もおられるが、F1ほどは多くない。顔を晒して実況するのも勇気がいるが、それ以上に名前を出すことには抵抗があるのではないか。有名YouTuberも顔はわかるが本名まで知っている人はわずか一握りだ。

 実名で参加することになる。オンラインでレースをするプレイヤーには当然知られる。もちろんこちらも誰と走っているのかがわかる。レーティングで厳しく審査され、一定の経験とスキルを得るまでは定められてレースにしか参加できない。このゲームは本気で臨むゲームなのだ。プロのドライバーが多数参加しているのも納得だ。そして筆者もそこに身を於いた。

 さてどこから始めたものか。とにかく何かを選択してクリックして先に進めることが怖い。いや、慎重になる。なにせレーティングで管理される。妙な行動が査定に響かないとも限らない。しかも説明は全て英語。チュートリアルを読むのも時間がかかる。始めてマシンに乗り込んだのはダウンロードを終えてから二時間近く経っていたのではないだろうか。ソフトを起動させてすぐにフリー走行に出ようとした。マシンとトラックを選ぶ。F1知らない筆者には知っているマシンはない。唯一、ダラーラーという名前のマシンを見つけた。これは確かワンメイクのレースで使用されるマシンの製造メイカーだったはずだ。知っているものを見つけた。即座にこれを選ぶ。次はトラックだ。知っているサーキットがない…、いや見つけた、「岡山国際サーキット」。かつてF1が開催されたサーキットのはずだ。レイアウトなど覚えていない。でも「岡山」以外を選ぶ気にはなれなかった。

 さて、マシンをなんとかピットに出現させた。そしてデバイスの初期設定が始まる。ハンドルを左右いっぱいまで切ってクリック。アクセル、ブレーキ、クラッチを踏み込みクリック。キャリブレーションというやつだ。もちろん全ての指示は英語。よくわからない。なんとか最後までやり遂げてようやくトラックへと走り出せる、と思ったが、「スタート」ボタンが表示されるはずのところに「failed」の文字が。「失敗」だよね、これ?

 「失敗」と表示されていて走り出すことができない、ということ以外わからない。何が「失敗」なのかわからない。どうすれば走り出せるのかわからない。いったんiRacingを終了させてネット検索。failedが意味するのはなにか。それらしい情報を得ることができずもう一度岡山国際サーキットへ戻る。何も変わっていない。デバイスの設定をやり直す。キャリブレーションを何度も続ける。やっぱりダメだ。マシンの設定を見直してみる。そこに答えはあった。車の設定値のいくつかが赤く表示され、「too high」などの文字が表示されている。この設定値ではマシンを走らせることができないという意味らしい。「too high」なら数値を下げればいいわけだ。下矢印をクリックして数値を下げていく。しかし一向に赤い警告表示が消えない。いくつも修正が必要な項目がある。どれもダメだ。改善の余地なし。

 諦めが肝心。ダラーラーのマシンを諦めて一番普通っぽい車種を選んで再挑戦。今度はうまくいった。ピットレーンに車が出現しエンジンがかかった。サァ、走り出そう。

(つづく)

 

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