iRacerへの道「ルーキーの卒業」

iRacing

iRacingが面白い。
SRシステムには緊張感があり、練習走行でさえも「本気」にさせてくれる。レースは言わずもがな。すこしコースアウトしても査定に響く。他者との接触は論外である。前を走る車がハンドル操作を誤りスピン。後続車は成す術もなく巻き添えをくらう。間一髪、その混乱を回避できたとしてもコースアウトは止むを得ない。もらい事故でも査定に響く。他車の動きを予測し、回避しきれなかったのはドライバースキルが未熟だからということだ。危険を察知しレースをまとめ上げる力も、いや、そんな力こそが必要なのだろう。

便利なポータルサイト(英語がぎっしり)

運営が定める既定のレース数(2レース)、タイムアタック数(4トライアル)をこなしSR値が3.00以下であれば自動的に昇格する。筆者はプレイし始めて3日目に無事にDクラスへと昇格した。GW期間中であったことから、プレイする時間は十分にあった。それでも走り出すまでには相当の時間がかかった。ハンコンの設定に時間がかかったのは前回の記事にて紹介済みだが、そのハンコンの設定を行うテスト走行へたどりつくまでにも一定の時間を費やしている。

なによりもポータルサイトが全て英語。それも細かい文字でぎっしりと情報が詰まっている。

iRacing ポータルサイト
英語が得意なら読み物としても面白いかも??

先述したルーキークラスからの卒業要件もこのページから確認できる。上段に配置されたメニュー「Account」内の「My Profile」の最下段に各クラスへの昇格要件が記されている。 そのほかにもこのページ内で「Personal Stats」が確認でき、出場したレースの結果や各トラックのマシンごとのベストタイムも記録、随時更新されていく。特にレース結果はCSVで書き出すことができ、二次転用することが可能だ。

情報量は莫大で、全て英語であることから日本人には敷居が高いが、長年運営されてきたサイトだけあって作りに無駄は感じない。英語さえ克服できれば使い勝手は良さそうである。さて肝心のレースへのエントリーもこのページから行う。 「Find Official Races」のタグをクリックすれば全てのカテゴリーのレーススケジュールを確認することができる。

スケジュールが一覧でき、レースの詳細を確認できる。全て英語ではあるが…

このレース一覧であるが、ルーキーを卒業したばかりではほとんどのレースに参加できない。レースに参加するにはトラック(サーキット)と出場するためのマシンを所有していなければならない。マシンやトラックは大体10〜15ドル程度で購入することができるが、日本円にして1500円前後ということになりレースに参加するたびにお金がかかる。ここにもリアル志向を求めたわけではないだろうが、現実でもレースに参戦するにはエントリー料などが発生するため、このシステムはリアルといえばリアルだ。現在、筆者はマシンを2台購入した。BMW M8 GTEである。Dクラスではしばらくこのマシンで戦うことになりそうだ。

ルーキークラスの卒業に本当に必要なもの

ルーキークラスを卒業することは難しいことではない。基本的なドライビングスキルを身につければあとは設定されている要件にしたがってT.T(タイムトライアル)やレースに出場すればよい。このレベルで要求されるスキルは筆者でもクリアできた初歩的なものだ。コースからはみ出さずに、そして他車を尊重し、速い車にはコースをラインをあけることがうまくできれば問題はない。TTでは定められた周回数をミスなく走りきらなくてはならないが、無理をせず自分のペースで走ればよい。レースも同様で完走できれば順位は問われない。

それではルーキーに必要な本当のスキルとは何か。

それは、オンラインでのレースに参加する度胸である。他車の動きを理解しながら、レースを完結させる力であろう。レースに出場する目的は、格好良く言うと「勝つため」であるが、実際のところはレーティングをあげて次のクラスへのステップアップにある。これはレーティングは減じることもあつことから、ルーキードライバーもベテランドライバーも同じであろう。そのような中でのレースには緊張感があるのだ。それに耐える度胸とスキルが必要なのである。筆者は「お一人さん」で遊ぶことが多く、F1ゲームでもオンラインでレースしたことは一度しかない。TTを何度か走りある程度のスキルを身につけた後、はじめてレースに参加した時は少しブルッときた。何よりも全部英語のポータルサイトの海を必死で泳ぎ回り、レースにエントリーするのに苦労した。否、正確にいうと、本当にエントリーできているのかスターティンググリッドにつくまで安心できなかった。

レースへのエントリーにも予習が欠かせない。

はじめてレースにエントリーした。開催される時間をみて登録をする。まずは予選までの間、練習走行である。特に運営から何かを要求されるわけではないようだが、きっとこの練習走行にもレースに向けての意味があるのだろう。今の筆者には「練習走行」を意味のあるものにするだけの知識もスキルもない。こわごわ数周を走りピットでじっとしていた。そして「練習走行」終了の時間が来ると予選へと誘導される。予選はアウトラップを経て2周でおこなわれる。これも最初は分からず2周目をスローダウンさせてしまった。F1ゲームでの習慣だ。F1では熱エネルギーを回収してモーターを回すために蓄電する。予選では蓄電した全てのエネルギーを動力に変換するため、アタックラップの後には少なくても1周のエネルギー回収ラップを挟む必要がある。筆者はついついスピードを緩め、2回目のアタックに向けて準備ラップのつもりで流していた。最終コーナーを立ち上がり加速して気合を入れた途端にチェッカーが振られると言う失態。不完全燃焼で予選を終え、誰に見られたわけでもないが四十を遥かに超えたおっさんとして恥ずかしい失敗に耳たぶを少し赤くしながらグリッドにつく。自分は早々にグリッドについた。他車の姿がない。ムッチャ焦った。「あれっあれっ」と動揺した途端に次々と他車が現れる…。そう言うことかとやっと脳が理解をし始めた瞬間にシグナルが燈り始めた。「ギアは?」「エンジン回転数は…」「クラッチはどうするんだっけ?」という間にレースはスタートした。

こんなふうにドタバタのデビューとなった筆者ではあるが、次のレースでは流れもわかり、3レース目では一時3番手を走る快走を見せたりなんかしながら、無事にルーキーを卒業しましたとさ。

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