アセットコルサ コンペティツィオーネの取説1

アセットコルサ コンペティツィオーネ

 『アセットコルサ コンペティツィオーネ』のキャリアモードをチクチクと進めている。(『アセットコルサ コンペティツィオーネ』のざっくりレビューはこちらからどうぞ)

 現在の進行状況は87%。いよいよ終盤である。ヤングドライバーズ・テストで始まったキャリモードは、いくつかのスプリントレースを経て、耐久レースへと舞台を移している。今はスパ・フランコルシャン・サーキットで行われている24時間耐久レース(実時間4時間)の真っ只中で、先ほど第1スティントを走り終え、2番手のドライバーにステアリングを譲った、という設定で、ちょっとズル(途中セーブ)してこのブログを執筆している。(耐久レースのルールは後述する)書き上げればすぐにピットに戻って次のドライバー交代に備えてレースエンジニアとのブリーフィングだ。こんな脳内レーシングドライバー生活を、妄想で毎日楽しんでいる筆者はなんと46歳と0ヶ月だ!!

 そんな『アセットコルサ コンペティツィオーネ』漬けの毎日だが、順風満帆というわけではない。ゲームを購入して1ヶ月半近く経つが、いまだにマニュアル(説明書)を入手できずにいる。もうマニュアルは存在しないと諦めかけている。探すのに疲れ果てた。それでも公式HPのフォーラムの記事から断片的に情報を集め、なんとかその日の必要を足している。

 セッティング項目なども詳細にお伝えしたいところだが、今日はそんな断片的な情報をつぎはぎして得たレースの成立条件に絞って、おっさんの奮戦記にお付き合いいただきたい。

スプリントレースの成立条件

 前述のように、筆者はようやくキャリアモードのゴールが見え始めたばかりの初級者である。どうやらキャリアモードは「F1 2019」のそれとは違い、このゲームではチュートリアルのようだ。キャリアはモンツァでのドライバーテストから始まった。そして第1戦をZolderで迎えた。F1シリーズを主戦とする筆者にとっては初めてのサーキットである。キャリアを進める前にシングルモードで練習を繰り返した。ヤングドライバー・テストの結果では、難易度「標準」と判定されている。ドライバーズ・エイドの力も借りつつ、AIにはアドバンテージを持って戦えているのだが、それでも表彰台は遠い。特にピット戦略が重要な耐久レースでは、かなりのロスもあり苦戦を強いられている。それがまた楽しいわけで。

 さぁ、余談はさておき、このカテゴリーのレースには、レースの成立条件が設定されている。キャリア前半のスプリントレースでは、レース中一回のピットストップが義務付けられており、タイヤ交換とドライバーの交代が行われなければならない。初戦ではゴール直後に「失格」となった苦い経験がある。どうやらドライバー交代がうまくできなかったのが原因のようだ。人ごとのように書いているのは自動で行われるはずのドライバー交代が行われなかったためで、これには参った。ゴールラインを通過すると同時に「失格」となり瞬時にメニュー画面へと戻される。数十分の頑張りが台無しになる。
 
 何故こんなことになってしまったのか。
 
 自動で行われるはずの交代が行われなかったのは、筆者がピットレーン中の設定画面で何やら妙な操作をしたためだ。ハンコンをFanatecに買い換えた話を以前紹介したが、ステアリングのボタン設定を把握し切れていないまま遊んでいることに原因があったのだ。断じてゲームのバグなどではない。おっさんのせいである。

 レースは10分の練習セッションから始まる。4周から6周走ればタイムアップとなる。そして予選が2回。これは二人のドライバーそれぞれに予選が行われるためである。一人当たり5分。2周から3周である。トラックリミット(コースをはみ出すことの禁止)が厳しいので、少しコースをワイドに使いすぎると、タイムが取り消しとなり決勝は最後尾からのスタートとなる。筆者も何度か痛い目にあっている。さぁ、予選を終えると決勝だ。

 決勝レースはフォーメーションラップからスタートする。二列縦隊のままスタートラインを横切るとグリーンフラッグが振られレース開始だ。ここも実は要点を得ない。アクセルを思いっきり踏み込んでも2速以上シフトアップできないし、リミッターがかかり加速しない。ウォンウォンとリミッターにあたるのが気まずくて、アクセルを緩めようものならバックミラーに大きく後続の車が映り込みプレッシャーをかけられたりと、いつもフォーメーションラップは、なんとも落ち着かないのだ。あとからレギュレーションを調べて理解したのだが、コントロールラインを通過するまでは速度制限がある。

バックミラーにデカデカと映る後続車。プレッシャーを感じる

 さて、レース中、一番気を付けておかないといけないのは「時間」である。まずはピットがオープンとなる時間帯。この時間帯にしかピットインは許されない。そしてそれに合わせてドライバーの交代がある。二人のドライバーにはそれぞれ走ることができる時間が割り当てられており、一人で全てを走り切ることはできない。ピットオープンのタイミングとドライバーの交代、そしてライバルたちとの位置関係、さくっとこの三つを考えながらレースをする必要がある。ピットレーンでは速度制限があり、規制標識に合わせてギアを1速にして、スピードリミッターのスイッチを入れる。速度超過はペナルティーの対象だ。

 ピット作業に要する時間は30秒。実レースのレギュレーションをどの程度までシミュレートしているのか定かではないが、リアルではピット作業には複雑なルールが存在しているようだ。例えば作業できる人数には制限がある。面白いのはタイヤは4輪を同時に交換することは許されていないこと。そのため、クルーが反時計回りにタイヤを順番に交換していく。待機している時のタイヤの置き方にもルールがある。タイヤを運ぶ時も転がしてはダメ。そしてピット作業中はエンジンを停止させなくてはいけない。ゲーム内でもこのあたりは正確に再現されており、クルーが一本ずつタイヤを交換する様が見て取れる。おっさんのゲーム設定ではエンジンの停止と始動は自動で行われるが、手動にすることも可能だ。キャリアを一通り終えれば、次はこの辺りの設定を手動にして楽しみたい。 

ピットレーン中にすばやく作業項目を変更する

 上のキャプチャはピットレーンを走行中に表示されるピット作業設定画面だ。基本的には自動で作業内容が決定されるが、もちろん手動で変更することもできる。燃料補給、タイヤ、ブレーキ、サス、ボディーの交換や補修の有無を選択できる。特にタイヤはコンパウンドだけではなく、内圧を指定することもできる。内圧の設定はこのあとの走行での温度上昇に伴う圧力の上昇を逆算しておく必要がある。走行中の適正値は路面状況などによっても異なるが、27〜28psiあたりとされている。日本ではタイヤの空気圧といえばkgm/cm2が一般的なので、換算すると1.9-2.0kgm/cm2あたりとなる。市販車は2.3kgm/cm2前後が推奨値となることから、レーシングカーのタイヤ圧が低いことがわかる。これはレーシングカーの車重が軽いことや、タイヤそのものの材質など、走行中の変形など様々な理由によるものである。

 ピットでの作業を終えて、レースは後半戦。ドライバーの交代も済ませた。あとはプッシュするのみだ。

耐久レースの成立条件

 耐久レースの成立条件も概ねスプリントレースに倣うが、レース時間によって若干レギュレーションが異なる。2人で走るスプリントレースに対して、耐久レースは3人でおこなう。ピットストップは最低でも2回必要だ。しかし話はそう単純ではない。ドライバーが連続で走行できる時間に制限があり、実時間は65分と定められている。3時間、180分のレースを戦う場合、単純計算では一人が60分ずつ走行すれば2回のピットストップでレースを終えられるわけだが、何かのトラブルなどで45分しか走行できなかった場合は、二人目と三人目が65分のフルタイムを走りきったとしてもレース時間は5分余してしまうことになる。当然、もう一度ピットに入り45分しか走らなかった第1走者に交代しなくてはいけない。要するに、一人のドライバーが持ち時間を残しすぎたまま交代してしまうと、次に控える二人のドライバーが制限時間いっぱいまで走行したとしても、もう一度余計なピットストップをしないとレースを完了できないという事態が発生する。筆者はフランスのポールリカールで行われた6時間耐久レース(実時間2時間)でこのミスを犯してしまい、あと少しというところでもう一度ピットストップしてドライバーを載せ替える必要があった。このミスのせいもあってレースペースでは他車を大きく上回りながらも、結果は4位。残念ながら表彰台にも届かなかった。その様子は生放送したこちらのアーカイブでご覧いただきたい。『Assetto Corsa Competizioneで遊ぼう16 時間経過の描写が素晴らしい!』

 さて、耐久レースならではがもう一つ。それは燃料補給だ。耐久レースの第1戦目となったモンツァでの3時間耐久レース(実時間1時間)では補給のルールを理解できておらず、ゴール直後に敢なく失格処分を科された。レギュレーションでは、2回のピットストップが義務付けられており、タイヤを必ず交換し、燃料の補給も行われる。また補給する燃料の量にかかわらず一定時間ピットに止まることが求められる。

 6時間耐久と24時間耐久レースではピットストップの回数やタイヤ交換必須という制限は設けられていない。

 ここまで時々余談しながらレース成立条件について紹介してきたが、ブランパンGTを知らないままプレイすると最初は全く理解できず何度もミスを犯してしまうことだろう。マニュアルは存在しないが、フォーラムの中に一定必要な情報は散りばめられている。これらを寄せ集めてくればそれほど複雑なものではないのでプレイに支障はなくなるだろう。ただし英語である。

 おっと、ブログを書いて1時間になろうとしている。ドライバー交代のリミットまであと5分だ。このあたりでお暇させていただきたい。

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