アセットコルサ コンペティツィオーネの取説2(ECU編)

アセットコルサ コンペティツィオーネ
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 筆者がAssetto Corsa Competizioneの公式サイトのフォーラムの記事を読み漁り、そこで得た情報を「取説」と称して紹介するシリーズ第2弾。今回はECUについての取説だ。

ECU(エンジンコントロールユニット)

 ECUとはエンジンの制御を行うコンピューターの中心となる装置のことである。公式フォーラムで得た情報では、ゲーム内では点火機構、燃料噴射装置、スロットル開度の3つが主に制御されているる。また車ごとにいくつか異なるセッティングが施されているようだ。すべてを網羅することは難しいので、多くの車輌で採用されているマッピングを紹介しておく。

 点火機構は燃焼室で気化したガソリンをタイミングよく爆発させるための装置だ。爆発を連続させることでエンジンのレスポンスやスムーズな回転に影響を与える。ゲーム内ではマシンの速さに関係する。Fast, Slower, Slowest, Very low powerの4種類が初期設定のようだ。
 次に燃料噴射装置。これは燃費に関わるだけでなく、エンジンの出力を決定する。当然、多くのガソリンを燃焼させるほどパワーは増大する。high fuel consumption, average fuel consumption, less fuel consumption, low consumptionの4種類だ。
 そしてスロットル開度は吸入空気量を調整することで、エンジンの出力や回転数を制御する。フォーラムには車輌により aggressive, progressive, more progressiveの3つで記載されているものや、different throttle mapに統一されているものもあり、さらなる情報を収集しているところである。

 ECUの設定例

 ECUはドライ、ウェット、ペースの3種類に大別される。多くの車両で1〜4にドライ、5〜7がウェット、8がペースに割り当てられている。数字が小さいほど高出力、つまりハイスピードとなる。

ConditionModeSetting
Dry1Fast, high fuel consumption
2Slower, average fuel consumption, aggressive throttle map
3Slower, average fuel consumption, progressive throttle map
4Slowest, less fuel consumption, progressive throttle map
Wet5Slower, average fuel consumption, progressive wet throttle map
6Slower, less fuel consumption, progressive wet throttle map
7Slower, less fuel consumption, more progressive wet throttle map
Pace8Very low power, low consumption
ECU Mapping Aston Martin V12 Vantage GT3 2013 EVO 2016の例

 筆者はこのECUの設定はFanatecのステアリングの中央下部に並ぶ三つの切り替えスイッチの左のスイッチに割り当てている。このスイッチは12段階に切り替えることができるので8つのモードを切り替えるのに持ってこいだ。実際にレース中のどういった場面で切り替えるのか。最高出力のモード1から他のモードへ切り替える必要があるかと疑問に思える。まだまだ筆者はアセットコルサコンペティツィオーネを遊び始めたばかりで、アシストを一定効かせながら緩く遊んでいる。マシンへのダメージを「リアル」にシミュレートすれば、このモードを利用する場面が出てくるのかもしれない。たとえば、ぶっちぎりでレースをリードしている場面などでは、エンジンの寿命を伸ばすためにモード2や3へ切り替えて出力を落としてクルージングする必要があるのかもしれない。またレース途中で天候が変化し、ウェットコンディションになった際には、雨量に合わせてドライモードからウェット1や2へと状況に合わせて切り替えていく必要があるだろう。

 こういった状況を作り出すためにも、プレイする際にはレースディスタンスは一定の長さが必要だ。これはECUを遊び倒すタメだけではなく、以前お伝えしたドライバーごとのスティントやピット戦略などの要素にも関係する。レース距離は10周、時間が10分程度ではエンジンを労わるなんて無関係だし、天候の変化もあまり意味をなさない。長い距離を長時間プレイするのは筆者のようなサラリーマンには難しいのだが、それでも無理をして楽しむだけの価値はありそうである。

 次回は、実際にECUのモードを切り替えるとどのくらいドライビングに影響を与えるのかを検証していきたい。

 

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