iRacing Season 2021への参戦表明

FANATEC

 今年の春からプレイを開始したiRacing。先日、一足早く2021シーズンが開幕した。

 2020は初年度ということもあり、ルーキーリーグを中心に恐る恐る参戦してレーティングを徐々に稼ぎながら、「お作法」を学んできた半年だった。終盤、クラス「C」に到達したので、念願のフォーミュラ・カーのカテゴリであるF3のシリーズにスポット参戦し、少しずつ技量を磨いてきた。

 まだまだ十分とは言えないが、2021シーズンの開幕ムードにも背中を押され、いよいよ本格的にシーズンを戦ってみようと決意した次第である。

 改めて、このゲームの面白さは世界中のシムレーサーたちと腕を競い合えるところだ。プレイ料金は月額およそ1400円。最大2年の長期割引を利用すれば900円程度までディスカウントされる。世界中でサーバーが稼働しているため、どの時間にプレイしてもレースは開催されており、対戦相手に困ることはない。ただし、上記のプレイ料金に加えて、参加したいレースの条件に合うマシンと、トラック(サーキット)を別途購入しなくてはならない。一度購入すればアカウントを継続する限り永久に使用できるため、基本的には少しずつ買いそろえていけばよいのだが、レースは週ごとにトラック(サーキット)を変えて行われるため、継続して参戦するには次々と新しいトラックを購入する必要がある。

 シリーズは3か月間にわたって行われ、その間に12レースがプログラムされている。アカウント開設時から所有している無料のトラック(1つか2つ程度)を除いては新たに購入しなければならない。そのため、潤沢な資金がなければ参戦することすらかなわないのである。課金は正直つらいが、現実的であり、またレースへの参戦計画を立てるなどの楽しみにもつながっていると考えることにしている。

 また、このゲームに参加するには「実名」での登録が原則となる。レーティング・システムによりドライバーの技量だけでなく、「モラル」も厳しく査定される。いい値段をとっている分、しっかりとした品質管理が行われているのだ。時にはカッとなって、互いへのリスペクトに欠けた行動をとるドライバーもいるようだが、それも一部のことで、オンラインゲームとしては最高の環境が整えられているのは間違いない。

 さて、筆者の今シーズンの参戦計画を紹介したい。

 現在、筆者は5台のフォーミュラ・カーを所有している。「DW12」はインディーカーで、オーバル・コースを一度試走していて以来、走行していない。「Dallara iR-01」はこのゲーム用に開発されたマシンということで購入して走行してみたが、フォースフィード(FFB)が極端に強すぎて、まともに走行できるものではなかった。ハンドル側で設定を変更してFFBを弱くするとよいのだが、あまりにも他のマシンと異なるため、何かバグのようなものが残っているのではないかと考え手を付けていない。

 主戦は「Dallara F3」と「Formula Renault 2.0」。「F3」はCクラス、「ルノー2.0」はDクラスのレースに出走するためのマシンという具合に使い分けている。「Formula Renault 2.0」はドライバーにとって、フォーミュラ・カーの出発点に位置づけられるマシンである。筆者は「よく滑り、よくスピンする」マシンという感想を持つ。2021シーズンの第1戦目は「ロード・アメリカ」で開催されているが(12月20日現在)、中間セクションのタイトなコーナーが連続する区間では、少しの操作ミスが速スピンにつながり、繊細なコントロールを要求されている。セッティングによって乗り味は全く別物に化けることもあるので、筆者のセッティングに何か間違いがあるのかもしれない。

 「Dallara F3」は本格的なフォーミュラ・カテゴリーの入り口で、先の「Formula Renault 2.0」で1シーズンを経てからステップアップするのが本来の道筋かもしれない。欲張りな筆者は今回は2つのマシンで並行してレースに参戦している。理由は単純で、どれだけ参加してもひと月の料金は変わらないのと、次に上げる使用トラックがそこそこ重複しているので、あまり投資することなく参戦できる目途がたったからである。加えて「Dallara F3」の方が筆者にとってコントロールしやすいからというのもある。

 トラックの購入が悩ましい…

 マシンを揃えたら次はトラックだ。こちらの方が実に悩ましい。というのも、シーズンごとに使用されるトラックが変更される。部分的に前回のシーズンと重複することもあるが、それでもいくつかは購入しなければならない。1トラックあたり1500円也。決してお安くはない。12戦中の半分を購入するとなると、1万円の出費を覚悟することになる。

 今シーズンで使用されるトラックと、筆者の所有状況を表にまとめてみた。

日程ルノー2.0所有F所有
112/15Road AmericaLaguna Seca
212/22Barcelona CatalunyaSebring
312/29NürburgringNürburgring
41/05Tsukuba CircuitDonington Park
51/12ZandvoorBarcelona Catalunya
61/19Phillip IslandCircuit Zolder
71/26Circuit ZolderDetroit Grand Prix
82/02Donington ParkRoad America
92/09Brands HatchOkayama Internationa
102/16MonzaJosé Carlos Pace
112/23Watkins GlenRoad Atlanta
123/02Okayama InternationalMonza

 赤と黄色と青のマークを付けた3つのトラック「Nürburgring」と「Circuit Zolder」と「Monza」を購入すれば、「ルノー」は7戦、「F3」は8戦の参戦が可能になり、来年2月23日の週まで、両方またはどちらか一方のレースに出場できることになる。しかもiRacingにはヴォリューム・ディスカウント(まとめ買い値引き)があり、3から4のマシンとトラックの同時購入で10%オフになるのだ。さらに6つ以上なら15%割り引かれる。

 なかなかいい具合にスケジューリングできそうだ。しかしながら、両カテゴリーへの参戦を表明したものの、どちらかというとF3をメインに戦いたい。前述したように、ルノーはクルクル回るのでストレスになりやすく、実は最終節まで継続できる自信がないのだ。そう考えると無理に共通のサーキットにこだわることもなく、F3をたっぷり充実させるという考え方も正解になりうる。「Circuit Zolder」や「Monza」よりも「Detroit Grand Prix」のほうが魅力的に思える。「Circuit Zolder」をはずすと2週連続でレースがなくなるので、「Detroit Grand Prix」を購入しておくのがよさそうだ。1月19日の週は「Detroit Grand Prix」の練習に充てればよい。基本的には参加できるレース数で選択するのが「お買い得」になるわけだが、いろいろ悩ませてくれるのが楽しいところでもある。

それでは確定したレース・カレンダーを改めて確認しておこう。「◎」は今回追加購入するトラックだ。

日程ルノー2.0所有F所有
112/15Road AmericaLaguna Seca
212/22Barcelona CatalunyaSebring
312/29NürburgringNürburgring
41/05Tsukuba CircuitDonington Park(欠場)
(欠場)
51/12Zandvoor(欠場)Barcelona Catalunya
61/19Phillip Island(欠場)Circuit Zolder(欠場)
71/26Circuit Zolder(欠場)Detroit Grand Prix
82/02Donington Park(欠場)Road America
92/09Brands Hatch(欠場)Okayama Internationa
102/16MonzaJosé Carlos Pace(欠場)
112/23Watkins Glen(欠場)Road Atlanta(欠場)
123/02Okayama InternationalMonza
参戦予定レース数:6戦参戦予定レース数:8戦

 

すでにシーズンは始まっている!

 12月15日からシーズンは始まっている。それどころか22日からは第2戦が控えるなど、のんびりしている暇はない。筆者の戦いはすでに始まっている。練習走行を重ねながらセットアップを模索しレースに臨む1週間は短い。コースに慣れてきたと思ったら次に進むといった具合だ。懐事情にも配慮してもらい、せめて2週おきにコースが変わってくれればと思うこともあるが、もしそれを望むなら自分のレースカレンダーを作り直せばいいだけだ。12戦からなるシーズンは、上位8レースの戦績で争われることになる。したがってうまくレストを作り、練習週を設定しながら進めていけばよいのだ。懐具合を相談する余地もある。

 ここでレギュレーションを確認しておきたい。

シリーズポイントの計算方法

 公式サイトの「KnowledgeBase」に記されているが、少しわかり辛いので確認しておこう。

 公式サイトでは下記のように記されている。(https://support.iracing.com/support/solutions/articles/31000133443-how-are-series-points-calculated-より引用)

The best 25% of a driver’s race performances (based on points scored) in a given Race Week will be averaged at the conclusion of each Official Series Race during the week.

The final average at the conclusion of the Race Week will be the driver’s Race Week Point Total and count towards the season championships in that series. 

Example: If a driver competes in 4 official races, his/her best 1 would count; race 5 to 8 times and best 2 would count; raced 9 to 12 times and average of best 3 would count; etc

 現行のレギュレーションでは、各週のレースにおいて、出走回数が1~4回までの場合には、その4レースのうち、最も良い成績を残したレースで獲得したポイントががチャンピオンシップ・ポイントに加算される。5~8回出走すれば、上位2つのポイントの平均となる。9~12レースなら上位3つのポイントの平均となる。このように4レース区切りで上位獲得ポイントの平均値になっていく。

 例えば1レース目が50ポイント、2レース目が30ポイント、3レース目が60ポイント、4レース目が0ポイントなら、3レース目に獲得した60ポイントが年間ポイントに加算される。

出走回数各レースでの獲得ポイント最終的に加算されるポイント
150
230
36060(4レース中の最高ポイント)
40

出走回数各レースでの獲得ポイント最終的に加算されるポイント
150
230
3602番目
40
51001番目
620
740
80
(100+60) / 2=80ポイント加算
出走回数各レースでの獲得ポイント最終的に加算されるポイント
150
230
360
40
51002番目
620
740
80
91101番目
1060
11903番目
1250
3つの平均値=100ポイント加算

 つまり、4レースして優勝、もしくは納得のいくポイントが獲得できれば、5レース目以降はポイントを減らす可能性の方が高いことになる。ただし各レースは出走ドライバーのレーティングにより難易度が決定され、それに従って獲得ポイントが変化するので1位で得たポイントが最高ポイントとなりえない場合がある。シビアに1ポイントを争う上級プレイヤーにとっては5レース目以降への出走を慎重に検討する必要もあるのだろうが、筆者のようなひよっ子はとにかく出れるだけ出て腕を上げる方が先決であると考えている。

 つぎに年間獲得ポイントだが、公式サイトでは

SEASON RACE POINTS: 
Season points are calculated by totaling the race week points earned by a driver in a given series in a single season. A driver’s best 8 weeks of the 12 Race weeks will count towards his/her season championship points. 

と記されており、12戦のうちの上位8戦で獲得したポイントがシーズン・ポイントとして計算されることが明記されている。仕事の都合で毎週参戦することが難しい場合も、3分の2の出走でよいのはうれしいし、何より、すべてのトラックを購入せずともシリーズを戦えるように配慮されている点を評価したい。

 ACC(アセットコルサコンペティツォーネ)どっぷりはまっていたはずなのだが、オンラインでの対戦の面白さを知るにつれてiRacingにのめりこんでいった。それだけではない。ダイレクトドライブで表現されるFFBの情報量の多さは.…、おっと、これはまた別のお話だった。

(完)

 

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