DORAPOJI2 レビュー1 再考:購入への道

PCガジェット

今回からドラポジ2のレビューをお届けしたい。3部作となる予定だ。3)のレビュー3は、もうしばらくドライビングしてからになりそうだが、できるだけ早くお届けしたい。
1)レビュー1:「再考:購入への道」
2)レビュー2:「おひとり様の組立」
3)レビュー3:「プレイ&微調整」

筆者のコックピットが新しくなった。

昨年の夏。デスクトップ・ドライバーからの脱却をはかって自作のコクピットを作成した。詳しくは「自作FANATECコックピットのススメ(筆者過去記事)」をご覧いただきたいのだが、多くの先輩ドライバーたちが、SUSと呼ばれるアルミフレームでコックピットを自作している中、私はあえてオリジナルを求めてL型鋼材で組み上げた。

このコックピットで9か月走ってきたが、特に不満があるわけではなかった。すこしサイズが大きく部屋の大部分を占有していたことと、シート部分はゲーミングチェアを転用していたため若干の座りにくさを感じていたくらいだった。

それでも筆者はリプレイスを決めた。それは今後の拡張性のためである。

本格的にレーシング・シムを始めて2年になる。PS4のF1シリーズからPCへプラットフォームを変更し、ステアリング・デバイスもグレードアップを重ね環境を整えてきた。配信のための周辺機器も、マイクやオーディオ・インターフェイスなど結構な投資をしたものだ。

改めてこれまでの道を振り返り、そしてこれから進むべき方向を見定めたとき、筆者にとってレーシング・シムは、これから先も長く付き合っていくことになる趣味だと確信が持てた。

この先、きっとホイールベースはさらに高性能なものに買い替えていくことだろう。否、ペダルユニットが先か。ディスプレイが3面になる日も近いのか。

これからの投資を考えるとき、それらをすべて受けて立つことになるコックピットはもっとも重要なものとなる。L型鋼材のコックピットは、現時点では不満がなくても、いざペダルユニットを買い替えれば、とたんに設置方法に途方に暮れることになるだろう。モニターを3面つけるには支柱の強度不足がネックとなることはわかっている。

だから筆者は決断した。本当はボーナスでみんな大好きHeusinkveldのペダルを購入したかったけれど、まずはペダルを迎え入れるための準備をすると。

そして筆者のコックピット再考が始まった。

材料の購入のハードルは高いの低いの? 自作はあきらめた

コックピットの自作といえば、シム愛好家たちの間では当たり前のことで、いまさら詳細を書くことでもない。筆者もその一人だ。しかし今回は自作することを前提とせず、まずは既製品を検討することにした。

筆者が検討したのは次の3つの商品だ。どれもAmazonで簡単に入手することができる。
1)長谷川工業ドラポジ DORAPOJI ベースモデル
2)Next Level Racing レーシングシミュレータ F-GT
3)STRASSE SPEEDMASTER RF

1)長谷川工業ドラポジ DORAPOJI ベースモデルは定番の国産コックピットで、踏み台や作業台の老舗メーカがプロのレーサーと共同開発した製品である。商品には、強度面においてスキはないが、ただ一点、シートを合わせて全ての商品を整えると金額が膨れ上がってしまう。素材がアルミフレームであるため、通販で材料を揃えれば同じものを作れそうな気がしてしまうのだ。ゆえに価格の高さがさらに目に付くようになる。

2)Next Level Racing レーシングシミュレータ F-GTは、この3つのなかでは最も廉価な商品だ。魅力はフォーミュラスタイルのただ一点である。シートの質感や作りはチープすぎるし、フレームの太さも写真で見る限りDD(ホイールベース)が生み出すフォースフィードに耐えられそうには見えない。YouTubeでプレイ動画を探しまくって視聴したが、脆弱さがわからないように編集されているものばかりで核心に迫ることはできなかった。もしかしたら十分な強度が出ているのかもしれない。しかし、不安要素が残るようでは「安くてフォーミュラ」だけでは購入には至らない。

3)STRASSE SPEEDMASTER RFは最後まで悩みに悩みまくった一台だ。アルミフレームで組み上げられた筐体は、ドラポジやシムレーサーたちが自作する典型的な作りで、バケット型のシートも付属している。写真で見る限りでは非の打ちどころはないように見えた。価格も75000円ですべて揃うのなら十分リーズナブルだ。ただいろいろとこの商品について調べてもmアルミフレームの品番や仕様がなかなか出てこない。YouTubeを見てもあまりユーザーがいないようだった。仮にアルミフレームが独自規格だったとしても、モニタスタンドまで組み上げてしまえば、特に問題はなさそうである。ペダルユニットの接地面も、ハンドルの座面も汎用性が高そうで◎

情報を収集し、検討すること2週間。ほぼSTRASSE SPEEDMASTER RFに決めかけていた。シート選びや、シートのサイドステイやレールといった取り付けパーツも選定しなくてはいけないとなると、自動車の改造などには全く経験がない筆者にとっては訳のわからない世界で失敗のリスクも高い。全部入りは安心感がある。

しかし、最後までポチれないでいた。

理由は、高くても絶対安心のドラポジが正解ではないのか、との思いが頭から離れなかったからだ。そんな折に、筆者の考えを決定づけるニュースが飛び込んできた。

ドラポジが新しくなったのだ。

一目見てわかる違いは、ペダルユニットとハンドルを取り付ける部分がプレートになり、取り付け角度の調整が簡単にできるようになっている点だ。プレートになったことで様々なデバイスの取り付けが格段に楽になるだろう。なにせ、あらかじめ主要な製品に合わせて取付穴があけられているのだ。写真で見る限り旧ドラポジは、ペダルもハンドルもL字型のジョイントパーツを利用して取り付けるようになっている。見た目以上に重いハンドルやペダルユニットを支えながら、位置を合わせながら、そしてボルトを締めていく作業は想像するだけでも難しそうだ。モニターを取り付けるためのオプションパーツも販売されていたが、細かなフレームから複雑に構成されており、お世辞にも機能的とは言えなかった。それが新しいユニットでは、じつにシンプルで美しくデザインされている。

すべてが新しくなったドラポジ2を見てすべてが決まった。

新しいコックピットはドラポジ2で決まり。せっかく張り込むのだから思い切って「ブラックエディション」にした。数千円高い。モニターも工夫次第では何とでもなったが、シンプルに美しくまとめたいのでドラポジ純正オプションパーツを購入した。もちろんカラーは「黒」。アルミフレームを自分で取り寄せれば安いのはわかっているが、安心、絶対の長谷川工業の「ドラポジ2」ブランドに投資することにもはや迷いはなかった。ただシートだけは、シートだけはブリッドやレカロが買えないのなら、最安でよいと妥協して25000円ですべてがそろうリーズナブルなものを別の業者から購入した。

総額、約11万円なり。余談だがアマゾン・プライムデーだったので、ポイント大幅増で10%還元。最大の1万ポイントをゲットしている。

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